デザイン視点からのレスポンス広告の特徴
こんにちは。ダイレクト・ラボ 高山です。
今回のテーマは「デザイン視点からのレスポンス広告の特徴」についてです。
まず大前提として「レスポンス広告」は「いかに印象に残るビジュアル」を作成できるかがポイントになっています。
通販広告ではビジュアルはレスポンスに大きく影響します。メインの写真を変えただけで、レスポンスが急増したり、急落したり、文字の大きさを変更しただけでサイトの滞在時間が伸びたり、離脱が早くなったり。ビジュアルというのは大きな影響力を持っています。
まず大切なのは、ひと目でインパクトを与えるということです。
デザインは見た瞬間から感覚的に、見る人の感情に訴えかけます。インパクトが強ければ強いほど、その印象は深いものになります。
今回は通販広告ならではの、インパクトを与えるグラフィックの基本について一部ご紹介いたします。
1. 商品モニターの写真を使い、効果や結果を感じさせるビジュアルを作ること。
(ビフォーアフターを連想させる写真を掲載、見る人の感情移入を高め、商品使用後のイメージを想起させる。)
2. 効果感のあるポジティブなビジュアルや、日常の悩み・不安を想起させるネガティブイメージのビジュアルを配置。
(このビジュアルのイメージが強いと広告の興味喚起に大きくつながります。)
3. 触ってみたい・美味しそう、気持ちよさそうなど五感に訴えかける。
(通販の商品は手で触って確認することができません。その問題をクリアにするためには、しずるのある写真のありなしが重要になります。
【例えば】商品がオールインワンゲルならプルプルのキラキラしたゲルをどれだけ再現できるか、また温かいドリンクなどは湯気などを合成し、しずるを出す等
4.グラフィカルな文字でインパクトを強める。
例えば風邪予防訴求の商品であれば「ヘックシュン」の文字に、くしゃみの強さをイメージできるような書体にアレンジしてみたり、高級ラインの化粧品のコピーであれば、細めで繊細な文字に、ラグジュアリーなアイコン素材を飾ったりします。特に商品と関連したキャッチフレーズはただ単に既存の書体で配置するより、デザインをすることでさらに印象に残りやすくなります。
5.色で商品を魅せる。
商品や各通販会社によって「キーカラー(色)」があります。その色を基本に制作し、色合いだけでどのような世界観の商品や会社なのかイメージづけすることができます。また、季節感訴求のような視点でも、多色を使って元気なイメージにするのか、シンプルに3色以内に抑えてシックなイメージにするのか、色使いによって印象をおおきく変えることもできます。
上記にあげた例は、商品やニーズにマッチしているかどうか、仮説を立ててから制作に使用する必要があります。
「通販広告は基本的に、人に熱心に見られないもの」そう考え最大限工夫をし、作成にあたることが大切です。見る人に、一瞬でインパクトを与える素材は何なのか、悩み訴求にマッチした表現は何なのか等、常に仕掛けを作っていくことが求められます。
しかしインパクトがあれば何でも構わないということではありません。そのビジュアルを作る前に「商品のそもそもの訴求力」と「市場ニーズ」を捉えられれば、核心をついたビジュアルの决定に近づきます。
【デザイン視点から見たレスポンス広告とは】
①過去のデータや市場ニーズをもとに
②ロジックや仕掛けを考え、仮説をたて
③コピーの内容をしっかりと理解した上で
④今回の制作にはどのロジックやマテリアルを持ってきたら効果的なのか考え
⑤そのロジックを制作に落とし込み
⑥効果的なインパクトのある記憶に残りやすい紙面に仕上がったのか改めてチェックを繰り返す
この一連の基本の流れがレスポンス広告制作だと弊社では考えています。
ぜひこれから通販広告の制作に当たる方のご参考になればと思います。
第五回は【通販デザイナーのあり方】についてお話しいたします。
ブログを読んでいただき、ありがとうございます。
ダイレクト・ラボ高山
福岡の通販広告・通販コンサルティング専門の広告代理店/株式会社ダイレクト・ラボ
公式サイト http://www.directlabo.net
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